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このブログは私の部屋のインテリア、自作雑貨の紹介やメイキング、普段の生活で感じたことなど、自由に綴っていきたいと思っています。

ガラスケースに入った毛糸のトピアリー

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いつもご覧いただきありがとうございます。しらすサラダです。

今回は、「毛糸のトピアリーを作ってみよう!」です。以前作成した「毛糸のトピアリー」をリニューアルしました。

どうぞご覧ください!

以前制作した「毛糸のトピアリー」はこちら↓

 

「毛糸のトピアリー」の紹介

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毛糸のトピアリーとはハンドメイド作品としてはよくあります。それをモダンな感じにアレンジしたのが、前回の毛糸のトピアリーです。

前回から新しくなった点というと、ガラスのケースに入ったことです。

それ以外は特に変わりません。

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旗のデザインもいっしょ。

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いっしょ。

今回はプレゼント用として制作しました。プレゼントなので、もう少し高級感が欲しいなと考えていました。そこでちょうどいいケースがIKEAに売っていたので、それを活かしてリニューアルをしてみました。

物撮りの紹介

先日、物撮り用の照明器具(照明パネル)を制作したので、物撮りがはるかに行いやすくなりました。

今回もこのパネルを使って、物撮りを行います。

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この画像は完成系です。その完成までのプロセスをご紹介します。

照明と背景

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照明は、以前制作した照明パネルです。背景はケント紙を使用します。

①普通に撮ってみる

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照明パネル二枚を左右に配置して撮ってみました。被写体にLEDの粒がそのまま写り込んでいますね。

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照明の光を、一枚は被写体に、もう一枚は背景に当てています。

②光を柔らかくして撮ってみる

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照明パネルにPPシートをかぶせる形で撮ってみました。いわゆるディフューズです。

光が拡散されることで、LEDの粒が一切見えなくなりました。綺麗に撮れました。

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PPシートを自立する形に加工して、それぞれの照明パネルの前方に配置しました。

③黒締めを行ってみる その1

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やはり、先ほどのままですとそのまま撮った感がするので、ちょっと工夫したいなと思います。

今回は、黒締めと呼ばれる手法に挑戦してみます。(黒締めとは、被写体に黒い影を入れることです。「黒締め」といっても目的によってさまざま種類がありますが、ガラスのような透明なものは背景と同化してしまうので、輪郭を強調させるために行います。)詳しくは、こちらのサイトか本をご覧ください。非常にわかりやすく物撮りが学べます。(サイトの内容がそのまま本になっています。)

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撮影環境です。黒締めのためWTの後ろ左右に黒いついたてを置いてみました。しかし、ついたての裏側も黒いので、背景も黒くなってしまいました。なんだか微妙です。

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使用したついたては、黒色のスチロール板を簡単に加工したものです。

④黒締めを行ってみる その2

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被写体と同じ形のついたてを制作しました。

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お!いいじゃん!と思いました。ただ、よくみると、被写体の上部に余計な色が写りこんでます。

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明らかに、被写体とは関係のない色です。物撮りスペースの上部の棚の色が写りこんでました。

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ちなみにこのついたては、黒い厚紙の裏面にコピー用紙を貼り付け発泡スチロールの板で補強したものです。裏面を白くしたので、背景が暗くならずに済みます。

⑤上部を白い板で覆う

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お!いいね!

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解決方法は簡単です。白いスチロール板を上から覆うことで、関係のない色がなくなります。

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撮影後、編集によってついたてを消したり、背景や色を調整し、完成です。
満足のいく物撮りができました。

作り方

それでは作り方をご紹介します。(写真が見えづらくすいません。)

毛糸玉を作る

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100円均一で購入した発泡スチロール球を用意します。これは毛糸玉の核となります。(直径は5cmほどです。)

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千枚通しを使用して球の中心に穴を開けます。ポイントとしてはここで、いかに中心に穴を開けられるかで出来上がりに差がつきます。これがなかなか難しいです。何度か失敗しても良いように、発泡スチロール球は予備を用意しておきましょう。

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パイプカッターを使用して、金属パイプを切断します。今回は、ガラスのドームに毛糸玉を入れるので、寸法は7cm程に切断しました。また、パイプは家にあった端材のステンレス製の直径5mmのパイプを使用しました。

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先ほどの発泡スチロールの穴に沿って金属パイプを差し込みます。パイプは突き抜けても結構です。

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最後に毛糸玉を土台のパイプに差し込む際の突き抜け防止のために、テープで固定します。写真ではわかりにくいですが、透明のテープを貼っています。

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毛糸を巻いていきます。仕上げの毛糸をそのまま巻いていく必要はないので、安い毛糸で一度形を作り、その表面を仕上げの毛糸で覆います。このとき、下地の毛糸は仕上げの毛糸と同じような色のものを選ぶと、仕上がりがきれいに見えますよ。

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巻いていきます。

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形を整えながら巻いていきます。

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仕上げの毛糸を巻いていきます。写真は、ちょっと紛らわしいですが今回の仕上げに使う毛糸です。

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仕上げの毛糸を同様に巻いていきます。大きさはガラスのケースの内寸よりひとまわり小さい直径8cm程度にしました。

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巻き終わりました。

土台を作る

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土台は、IKEAで購入したガラスのケースです。このケースの中に毛糸のトピアリーを取り付けていきます。

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土台と毛糸玉をつなぐ支柱は真鍮のパイプを使用します。金色がアクセントになり、高級感が増すと考えました。これをパイプカッターを使用して15cm程に切断します。

次に、ガラスドームの土台部分に支柱を差し込むための穴を開けます。

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中央部分に印をつけます。

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穴あけにはこちらの手回しドリルを使用しました。手作業での穴あけになるので静かに行えます。なにより、垂直に穴を開けられる非常に便利な道具です。

卓上手廻しボール盤

卓上手廻しボール盤

 

 シンプルな道具なので使い方は幅広いです。かゆいところに手が届く道具です。作ってくれた方は相当いい人です。たぶん。

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今回は、穴あけ位置に合わせてドリル本体をテープで固定しました。ドリル径は支柱に合わせます。

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綺麗に穴があきました。

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そこに、先ほど切断した支柱を差し込みます。接着剤等で固定すると良いです。垂直に立てるのがポイントです。

真鍮を磨く

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余談ですが、せっかくの金色の真鍮を支柱に使用しているので、綺麗に磨いてあげました。磨く材料は様々ありますが、私は研磨剤のサンエーパールをキムワイプに少しつけて磨きます。東急ハンズで購入しました。下のリンクは参考です。(ちょっと値段が高いかもしれません・・・)

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磨く前(右)と磨いた後(左)です。一生懸命磨かなくても綺麗になります。

f:id:shirasusalad:20180520155852j:plain毛糸玉を支柱に差し込みます。固定はしません。形が見えてきましたね。

飾りを取り付ける

次に、飾りとして旗を取り付けます。

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前回と同じものを使用します。今回は、毛糸玉の大きさが72%ほど小さいので、倍率を72%にしてA4のコピー用紙に印刷します。旗のデザインはこちらをご使用ください。

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裏面に両面テープを貼り付け、線に沿って切り取ります。

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折り返します。

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支柱に取り付けます。

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毛糸の玉を取り付け、ケースをかぶせます。

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完成です!

おわりに

今回は、以前制作した毛糸のトピアリーを改めて制作し、物撮りも行いました。

この毛糸のトピアリーはガラスケースに入れることで、きちんとした贈り物っぽくなりました。物撮りも新しく「黒締め」という手法にも挑戦できたので良かったです。

最後までご覧いただきありがとうございました。